第3回インディペンデント映画大賞、ノミネート候補作品
第3回インディペンデント映画大賞、
ノミネート候補作品発表
『ビハインド・ザ・コーヴ』
『牡蠣工場』
『断食芸人』
『人魚に会える日。』
『孤高の遠吠』(ゆうばり国際映映画祭)
『脱脱脱脱17』(ゆうばり国際映画祭)
『バイバイ、おっぱい』(ゆうばり映画祭)
『キネマ純情』
『ジョギング渡り鳥』
『向こう側の女の子』
『桜の樹の下』(独ニッポンコネクション)
『モラトリアム・カットアップ』
☆『見栄を張る』(2017年公開)
『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』
『お姉ちゃんは鯨』(東京学生映画祭)
『イノセント15』
『新しき民』
『魔法少女ミカーラ』
『バット・オンリー・ラヴ』
『夢の女 ユメノヒト』
『華魂 幻影』
『マンガをはみだした男 赤塚不二夫』
『奈落にて君を待つ』
『つむぐもの』
☆『食べられる男』(2017年公開)
『愛のマーチ』(MOSIC LAB2016出品)
『神宿スワン』(MOSIC LAB2016出品)
『夜、逃げる』(MOOSIC LAB2016出品)
『光と禿』(MOOSIC LAB2016出品)
『私の刺』
『おかしな家庭訪問』
『青春100キロ』
『の後』
『さとにきたらええやん』
『幸福ノうわっつら』(SSFF&ASIA 2016)
『FIVE PERCENT MAN』(SSFF&ASIA 2016)
『カミソリ』(SSFF & ASIA 2016)
『SHARING』(東京フィルメックス出品)
『ケンとカズ』(東京国際映画祭出品)
『December Fish』(カンヌ国際映画祭出品)
『なけもしないくせに』
『飯舘村の母ちゃんたち』
『水際の魚』
『最高の昼ごはん』(青山フィル)
『九月の海の子どもたち』(青山フィル)
『あのひと』(独ニッポンコネクション)
『DOGLEGS』(独ニッポンコネクション)
『函館珈琲』(独ニッポンコネクション)
『抱く{HUG}』(独ニッポンコネクション)
『鼻歌』(カンヌ国際映画祭出品)
『こうたろうとちりのすけ』
『人間シャララ宣言』
『野生のなまはげ』
『風の波紋』(独ニッポンコネクション)
『FAKE』
『走れ、絶望に追いつかれない速さで』
『クズとブスとゲス』(東京フィルメックス)
『17さいの消息』(ハンブルク映画祭)
『ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ』
『溶ける』(東京学生映画祭)
『虎穴にイラズンバ』(東京学生映画祭)
『森の輪』(東京学生映画祭)
『或る夜の電車』
『ひと夏のファンタジア』
『朝にかえる』(No Limit映画祭)
『アトムとピース』
『DEVOTE』
『眼球の夢』
『枯れ木』
『Every Day』
『神様たちの街』
『幸福は日々の中に。』
『アルビノの木』(ゆうばり国際映画祭)
『知らない町』(東京国際映画祭)
『RE:BORN』(プチョン国際映画祭)
『THORN』(プチョン国際映画祭)
『大怪獣モノ』
『せんそうはしらない』
『ダンスの時間』
『マジックユートピア』(アンカレ映画祭)
『ハルをさがして』(中之島映画祭)
『黒い暴動』
『ディスタンス』
『ひかりをあててしぼる』
『屋根裏の散歩者』
『でんげい』(大阪アジアン映画祭)
『過去のまつり』
『バナナの逆襲』
『アーリーサマー』(Kisssh-Kisssh映画祭)
『テイク8』
『ゆきおんなの夏』
『残波 ZAMPA』
『スリッパと真夏の月』(ながおか映画祭)
『瓜二つ』(ながおか映画祭)
『幸せなおしまい』(試される映画祭)
『好きでもないくせに』
『変態』
『サクラとシャドヤン』
『まなざし』
『彦とベガ』
『KARATE KILL/カラテキル』
『五島のトラさん』
『Start Line』
『私は兵器』(福岡インディ映画祭)
『アルビノ』
『傀儡』(PFFアワード2016)
『月光』(ワルシャワ国際映画祭)
『はるねこ』
『うつろいの標本箱』
『笑女クラブ』(新人監督映画祭)
『ゆれてますけど。』
『LIFE』
『THE MAN』
『お元気ですか?』
『無垢の祈り』
『かけるリフレイン』
『二十代の夏』
『スクラップスクラッパー』
『秋の理由』
『第九条』
『高江 森が泣いている』
『花に嵐』
2016年12月20日付で「ノミネート候補作品」選出締切させていただきました。上記のノミネート候補作品の中から各賞のノミネート及び受賞作品(者)を主宰者と選考委員の協議によって決定していきます。
各賞のノミネート発表は2017年1月初旬頃を予定しております。
※()内は出品されている主な映画祭(海外映画祭も含む)、上映企画名
※☆マークのついた作品は2017年劇場他公開のため、来年度(第4回大会)のノミネート候補に移行致します
インディペンデント映画大賞、概要
http://independent-award.blogspot.jp/2016/08/blog-post.html?m=1
第2回インディペンデント映画大賞、受賞結果発表!!
作品賞:
『がむしゃら』(記録映画)
配給:マクザム
特別大賞:
『ストロボ ライト』
配給:「ストロボライト」製作委員会
監督賞:塚本晋也
『野火』
配給:海獣シアター
主演男優賞: 吉村界人
『いいにおいのする映画』
主演女優賞: 蒼波純&茉里(W受賞)
『世界の終わりのいずこねこ』
助演男優賞: 木村知貴
『SLUM-POLIS』
助演女優賞: 井上早紀
『おんなのこきらい』
脚本賞: 冨永昌敬
『ローリング』
撮影賞: 猪本雅三
『お盆の弟』
編集賞: 二宮健
『SLUM-POLIS』
音楽賞: 渡邊琢磨
『ローリング』
審査員賞:『ハッピーアワー』
(独創的な演出、俳優陣の演技など卓抜した創造性を称して)
第2回記念賞: 渋川清彦 直井卓俊
前者は、近年における特にインディペンデント映画界隈での突出した作品貢献度を称して。
後者は、近年における革新的なプロデューサー業を称して。
以下、第2回インディペンデント映画大賞、
作品賞決定RTレースの「作品紹介ツイート」最終RT数掲載
がむしゃら 127→作品賞受賞
ストロボライト 68→特別大賞受賞
―――――――――――――――――――
野火 43
抱擁 14
いいにおいのする映画 10
Dressing Up 10
青春群青色の夏 7
おんなのこきらい 7
ローリング 7
私たちのハァハァ 6
赤い玉、3
※第2回から「音楽賞」「審査員賞」を新設致しました(審査員賞は第3回大会においては適用されません)。
「作品賞」、「監督賞」、「主演男優賞」、「主演女優賞」の4部門において行われた受賞作品(者)決定RTレースのシステムや、脚本賞他、技術賞受賞作品(者)決定方法などについては本サイト内の『インディペンデント映画大賞、概要』(以下記載のURL)に詳しく記載しておりますのでそちらをご覧くださいませ。
independent-award.blogspot.com/2015/09/2.html?m=1
第1回インディペンデント映画大賞、受賞結果
independent-award.blogspot.com/2015/03/1.html?m=1
『ケンとカズ』監督の小路紘史さん独占インタビュー!!
【インタビュー企画第3弾!!最終回!!】
日本製クライムノワールの大傑作として海外映画祭にも多く招待され、国内でも既に著名人などから絶賛され、来る7月30日に満を持して劇場公開となる『ケンとカズ』!!Vol.1毎熊克哉、Vol.2カトウシンスケさんにつづき、最終回のVol.3は監督の小路紘史さんにインタビューさせていただきました。是非、お楽しみくださいませ!!
『ケンとカズ』監督の小路紘史さんへのインタビュー
1.早速ですが、予告編を拝見しましたが、苛烈さと優雅さに溢れ、緊迫感みなぎる映像。本編がとても楽しみなのですが、監督が本作を手掛けようと考えられた動機、経緯などを教えていただけませんか?
この映画は短編版があるのですが、短編版「ケンとカズ」のキャラクターのバックグラウンドを掘り下げて描く余地がまだあったので、その部分を掘り下げてみたいと考えました。そして、初の長篇では普遍的に語られているテーマを描きたかったのです。2人のキャラクターの葛藤・成長を通して2人はどのような人物だったのかを描き、大袈裟な言い方ですが、人が生きていく上でとても重要な瞬間を描ければと考えてこの映画を作りました。
2.俳優さんたちの迫力満点の演技が印象的ですが、どのように演出されたのですか?
リハーサルでは、脚本で書かれていないシーンの前後を即興でやってもらったり、キャラクターの昔の出来事を作りエチュードで演じてもらいました。
そして、とても抽象的な言い方になってしまうのですが、その人を好きになってその人の個性というか人間性を知る事で適切な演出が出来たのではないかと思います。常にその役者が何を考えているか知りたかったですし、常にその役者がどうしたいか、或いはどうしたくないか知りたかったのです。
3.本作はインディペンデント映画ということで低予算で、また時間の限られた中で撮られたと思うのですが、インディペンデント映画を作っていく予算的、時間的困難はありましたか?(本作に限らず)
やはり、一番の困難は予算的な制約を考えなければいけない事です。
不慣れな事も多くあり、最初の予算組みから大きくオーバーしてしまいました。2人の兄に制作資金を借りようやく映画を完成させる事ができました。
逆にインディペンデントという事で、時間的な制約は今回あまりなかったので
時間を使って撮影が出来たのが大きかったと思います。
4.監督が最も影響を受けた映画人や映画作品は何ですか?やはり本作もその影響を受けていますか?
直接、影響を受けたのは母校の講師をしているアメリカ人監督・ダグ・キャンベルです。学生の頃に言われた「シンプルに考えなさい。自分がカッコ良いと思ったショットを撮ればいい」という言葉は常に頭にあります。撮影時はよく迷ってショットを選べない事があるんですが、迷う事があればダグの言葉を思い出します。
5.最近見て面白いと思った映画を教えてください。
「ボーダーライン」
「レヴェナント」
ドゥニ・ヴィルヌーヴとイニャリトゥは好きな監督でこの監督の最近の2作は傑作だと思います。
6.最後に、これからのインディペンデント映画、日本映画はどうなっていくと思われていますか?また、現状どのような課題があると思われますか?
デジタル化の進歩で誰でも映画が作れる時代になりました。競技人口も増えて質の高い映画も増えてくると思います。しかし、タランティーノなどはデジタルで育った世代にはあまり期待していないと発言しています。それは恐らく安易な映画作りへの警鐘だと思います。容易に映画を作れる反面、容易な映画が増えてくるというのは課題ではあると思います。今までの映画文化が作り上げた一つ一つの要素を継承していく事が大事だと思います。
デジタル技術は進歩しても映像表現や演出などは映画人たちが築き上げてきたものの積み重ねだと思います。私たち若い世代はその積み重ねてきたものを継承して発展させるべきたと考えます。そしてタランティーノの発言を裏切る世代になりたいと思います。
◆プロフィール
監督:小路紘史 (しょうじ ひろし)
1986年7月11日生まれ。広島県出身。
東京フィルムセンター映画・俳優専門学校を卒業。10作品以上の短編映画を制作。4年連続でショートショートフィルムフェスティバル&アジアで入選を果たすなど、日本・海外の映画祭で上映。2011年に制作した短編版の『ケンとカズ』は、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011で奨励賞を受賞し、ロッテルダム国際映画祭2012をはじめ、リスボン国際インディペンデント映画祭2012などで上映されるなど、海外からも注目される。本作が長編デビューとなる。
短編フィルモグラフィー
・『23話目』(2008)
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2008
リオデジャネイロ国際映画祭2008
・『運び屋』(2009)
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2009
・『海の見える場所』(2010)
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2010 アシアナ国際短編映画祭2010
・『BONSAI』(2010)
・『ケンとカズ』(短編版/2011)
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011
スキップCITY国際Dシネマ映画祭2011 奨励賞受賞
ロッテルダム映画祭2012
リスボン国際インディペンデント映画祭2102
NIPPON CONNECTION2012
・『入れ歯』(2012)
Twitterアカウント
小路紘史 @shoujihiroshi711
『ケンとカズ』公式HP
www.ken-kazu.com/
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=6myTSKfZYxg
『ケンとカズ』、カトウシンスケ(ケン役)さん独占インタビュー!!
【インタビュー企画第3弾!!Vol.2】
日本製クライムノワールの大傑作として海外映画祭にも多く招待され、来る7月30日に満を持して劇場公開となる『ケンとカズ』!!Vol.1の毎熊克哉さんにつづき、今回Vol.2はケン役を演じられたカトウシンスケさんにインタビューさせていただきました。是非、お楽しみくださいませ!!
『ケンとカズ』カトウシンスケ(ケン役)さんへのインタビュー
※インタビュー内容はVol.1~3まで同じ内容に設定しております。
―早速ですが、予告編拝見致しました。疾風怒濤のような激しい演技に心揺さぶられました。本編を拝見するのが本当に楽しみです!!まずは、カトウさんが本作の主演に決定した経緯を教えてください。
オーディションです。短編を拝見していたので、オーディションの相手役をつとめてくれたのが毎熊くんで緊張したのを覚えてます。相当数の応募があったそうでオーディション呼んでもらえたのも嬉しかったですが、決まった後に「短編は画の力で押し切れた。長編はそうはいかないし、もっと人間と人間関係を描きたいし、演技というものを"使って"いきたい」というようなことを、監督がおっしゃっていて、そういう想いを持っている現場に呼ばれた事は幸せだなと、思った事を覚えています。
ー本作での役作りや演技アプローチの仕方はどのようなものでしたか?
今回はリハの期間が2週間くらいあり、色んなアプローチができました。リハで、映画の中では語られていないケンとカズの出会った頃や、普段の会話など、色んなシーンを即興でだらだら演り、体験しました。その中から、これは使えるなと感じるものが自ずと反映されたかと思います。サキや藤堂さん、テルや田上、木下さんとか皆んなとそういう事をやりました。
同時に、今回は脚本を100回くらい読みましたwこんなに繰り返し読んで意味があるのかというくらい読む事で新たな発見も多かったです。「こうやろう」とかという事ではなく「こんな事考えてるんだ、こんな想いがこの人にあるんだ」というような発見です。2つが相まって、ケンを理解していけたし、心身に染み渡っていった気がします。実際撮影の時には思ってもない反応が自分の中に起きたシーンが多かったです。撮影を進めながらもどんどんケンという人間を理解し、また同時に、わからなくなっていきました。
役の人物に対して何も決めつけないで、不完全であるという事は常々意識します。他人を理解しきれる事なんてないし、他人になりきれると自分は信じきれないので。ただ地獄みたいに苦しい海の底でもケンと手を繋いでいられるくらいな関係になれました。
ー質問が重なる部分もあるのですが、麻薬取引を扱った映画ということで、もちろん未知の世界だったと思うのですが、その世界のリアルを体現していく難しさのようなものはありましたか?
そうですね。自分はあまり器用ではないので、麻薬の取引だろうが、お弁当屋さんだろうが、コンビニの店員だろうが、演るのはいつも難しいなあと感じますw
これも脚本を読んだり監督と話して進められた事ですが、ケンもただただ田舎の悪いあんちゃんというわけではなく、色んなたまたまが重なってこうなっていったのだと思います。そういう選択を彼はしていったのだと思います。麻薬の扱いや、どのくらい手慣れているか、手慣れていないか、という事は監督が意見を持ってくれていたし、未知の領域も細かいリサーチを彼はしていたので、沢山聞けました。もちろん僕も色々人に聞いたり調べたけども。
でも、職業性というよりは、その「麻薬の売人」というイメージに捕まらないようにしていった感覚はあります。どんな人間か人間達か、そちらの方が興味強かったですね。だから、なんか麻薬の売人なのにこいつ(ケン)あまり悪そうに見えないしやってけんのかな?とか不安もありましたが、観てくれた人からは十分悪そうにも見えてるみたいなのでホッとしましたw簡単な事や答えがある事なんて何もないです。
ー現場でこれはきつかった、大変だった。楽しかった。というエピソードがあれば教えてください。
ずーーーっと大変でしたwwそこそこ生きてる人は誰しもそうかもしれないですが、ケンは映画の中であまり楽チンなシーンないんですよね。ヘラヘラしてても、これを抱えててあれを抱えててと。撮影期間も長かったので、スタッフやキャストの皆んなと和気あいあい仲良くやれたので助けられました。しんどいシーンの時は、スタッフも人数少ないのにとても気を使ってくれて、良い環境を作ってくれました。合間合間はふざけてばっかでしたけどねwwメイキングふざけて撮ってたのが楽しかったですw
緩急あって良い時を過ごせました。
まあ、あとは何はともあれ、天候の奇跡みたいのは沢山起こり、恵まれました。
ーインディペンデント映画界、日本映画界の現状についてどう思われていますか?今後の課題などあれば教えてください。
そうですねえ。日本映画界の現状の事や、こうなっていかないと、という事に関しては先日、カンヌで深田監督も発言していましたし、僕よりもっと真剣に考え、行動している方々がいるし、それ以上の事は今の僕には知恵も言葉も持ち合わせがないなと感じてます。
俳優なのでそういう目線では、もっと色んな役、色んな物語をやりたいなと、そう強く思います。似たような設定、似たような葛藤、似たような芝居、多いとは思います。もちろん自分がそうしてしまっているだけで、違う可能性も秘めている事もあるでしょうが。多様性がもっともっとあって、もっともっとクオリティの高いものが増えていったら良いなと思います。
まだ、独身なので、自分が親になる前に親父の役を大きな役で演りたいですし、親になってからも親父の役が演りたい。作家や監督もどんなひとたちもそうでしょうけど、今の時期しか出来ないものが沢山あって、そのほとんどが叶わないので、沢山の驚きと喜びと苦しみに立ち会いたいです。もっともっと演技や表現を更新していかないとならんなと思います。すみません。小さな話で。。
ーカトウさんが最も影響を受けた映画人、映画作品を教えてください。
難しいですねえ。。最もかあ。。。沢山影響受けてるし、僕、大学生くらいまで人格の半分以上は映画から影響を受けて、こういう事はいけない、とか、こういう大人になろうとか、考えてた気がします。
一番影響を受け続けているのは、、うーむ、「映画館」ですかね。ダメですか?笑
本当に苦しくて仕方なくなったり、やる気が起こらない時とか、ひたすら映画館にいる事があります。暗闇の中で、他人と肩を並べて映画を観て、過ごします。人が感動したり、飽きたり、笑ったり、眠ったりしているのを感じたり、もちろん作品自体に没入したり、価値観の刺激を与えてもらったり、映画館は本当に沢山の刺激に溢れてます。
うるさい人がいて、うーん、やだなあと思うときもあるけど、そうだよなあ、自分の思い通りになんかならないよなあと映画館なら思えて、社会に復帰していけますww家だとやはりなんか自分ばかりになっちゃう。
ー最近見て面白かった映画を教えてください。
忙しくてなかなか劇場に足を運べていないのですが、神代辰巳監督「もどり川」、長谷川和彦監督「青春の殺人者」を見直して、というか、割と事あるごとに観る事の多い作品なのですが、やっぱり面白かったというか、泥臭い人間が必死に生きていて見飽きないです。今の時代で僕がやるとしたら、どうするか、考えるとドキドキする作品です。
あ!劇場行きました!沖田監督の「モヒカン故郷に帰る」を観ました!父と息子の話に弱いのでギャンギャン泣かされました。あと真利子監督の「ディストラクション・ベイビーズ」観に行きました。なかなか再会できないのですが、昔からの知り合いなので、彼の作品は楽しみにしてます。柳楽さんが世代交代宣言していたので、ちょい待ってくれ!まだカトウっていう売れ残りがいるんだから!!って思いましたww世代をいくら交代されても生きてる限り、映り続けていたいですね。
ー最後に本作をご覧になる皆様に一言お願いします。
思いつきで書いちゃって、うまく伝えたい事がまとまらず、、、でしたが、「ケンとカズ」に興味持って頂きありがとうございます。僕を含め、ほとんどのキャストやスタッフが無名というか、まだこれからの人達です。是非「ケンとカズ」を観て、気に入ったら、応援して下さい。風穴をあけるのではなく、日本映画の可能性を押し広げていけたらいいなと思います。小さく粗く、演技もまだまだ至らぬ事もあると思いますが、こういう記事を機会に、演技の事や、映画の事や、また違う視点で観て、あーだこーだ、ご意見聞かせてもらえたら嬉しいです。
7/30公開です!面白い映画たくさんやってる時期だと思いますが、このメンツの映画はきっとレアですし、ほとんど知ってる人の出ていない映画を観るのも良いと思います。フリマで掘り出し物見つけた感覚でワクワクして下さいw
皆様のご来場、心よりお待ちしております。愛を込めて。
◆プロフィール
カトウシンスケ・ケン役
1981年8月18日生まれ。東京都出身。
演出家・倉本朋幸を中心に結成された劇団オーストラ・マコンドーのメンバー。「家族」、「トーキョービッチ,アイラブユー」などほぼ全ての公演に出演。出演した劇団チョコレートケーキ「サラエヴォの黒い手」では、紀伊国屋演劇大賞団体賞を受賞。 印象的なルックス、飄々とした自然体の中に優しさと狂気が共存する演技には定評があり、舞台にとどまらず、若手監督の映像作品にも数多く出演。公開待機作で、昨年の東京フィルメックスにおいてスペシャル・メンションを授与された『クズとブスとゲス』での怪演にも注目。
Twitterアカウント
カトウシンスケ @shinbotch
『ケンとカズ』公式HP
www.ken-kazu.com/
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=6myTSKfZYxg
『ケンとカズ』、毎熊克哉さん(カズ役)独占インタビュー!!
【インタビュー企画第3弾!!Vol.1】
日本製クライムノワールの大傑作として海外映画祭にも多く招待され、来る7月30日に満を持して劇場公開となる『ケンとカズ』!!ここではカズ役を演じられた毎熊克哉さんにインタビューさせていただきました。是非、お楽しみくださいませ!!
『ケンとカズ』
毎熊克哉さん(カズ役)へのインタビュー
―早速ですが、予告編拝見致しました。疾風怒濤のような激しい演技に心揺さぶられました。本編を拝見するのが本当に楽しみです!!まずは、毎熊さんが本作の主演に決定した経緯を教えてください。
僕は短編版『ケンとカズ』から、カズ役をやらせてもらっています。長編の初稿が出来上がり、ひとまず監督と短編のケンとカズの3人で集まってシーンのリハーサルを行いました。その後、小路監督から「このままでは長編は撮れない」と言われました。長編版ではキャラクター設定が全く違う事と、監督が求める演技のレベルが高くなっていたためでした。ケン役の彼がアメリカを拠点にしていたので長期の撮影が難しいというのも大きな理由の一つでした。
それから全キャストのオーディションをすることになりました。僕はそのオーディションに適した俳優を呼んだり、読み合わせを手伝ったりしながら、自身のカズ役の審査も兼ねていました。ケン役のオーディション初日にカトウシンスケさんが現れ、ケンとカズのシーンをやりました。その日のうちにケン役はほぼ確定しました。それからも他キャストのオーディションが続き、僕は手伝っていました。全てのオーディションが終了した時に、さらっと「じゃあカズ役で」と言われました。小路紘史という監督は、とてつもなくドSなのです。
―本作での役作りや演技アプローチの仕方はどのようなものでしたか?
カズ役に関しては、まず外側から作るイメージでした。劇中でカズは常に危ない緊張感を発している事が求められていたので、髪型もパンチパーマに近いスタイルにしました。日常ではずっとイライラした状態を保つ訓練をし、人を殴るわけにはいかないので自分の使っている枕を殴っていました。ただひたすら殴り、殴れば殴るほど気持ちは高ぶり、拳は痛み、虚しい気持ちに辿りつきました。
カズのルーツでもある"虐待"をされる人間の気持ち、虐待をする人間の気持ちを考えました。それを繰り返すうちに、役作りが内側へ入ってきました。ケンとカズのシーンに関しては、劇中には描かれないシーンのエチュード(即興)を繰り返しました。二人が出会うシーンや、仕事終わりに風俗に誘うシーンなど…。笑ってしまうような内容のシーンもやりましたが、これが大きなバックボーン作りになったと思います。
ー質問が重なる部分もあるのですが、麻薬取引を扱った映画ということで、もちろん未知の世界だったと思うのですが、その世界のリアルを体現していく難しさのようなものはありましたか?
もちろん薬物はやったこともないし見たこともなかったので想像の世界です。役作りで覚醒剤やりますってわけにもいかないので、その世界を知ってる人の話を聞いたり、とにかく調べました。小路監督がリアルと"映画的な嘘"をうまいことブレンドしたなと思います。小路監督の自宅の本棚には薬物関係の書物がたくさんありました。
ー現場でこれはきつかった、大変だった。楽しかった。というエピソードがあれば教えてください。
撮影初日は、サキとカズのとてもヘビーなシーンから始まったのですが、サキ役の(飯島)珠奈さんとは現場入りしてから撮影が終わるまで、一言も交わさずに睨み合っていました。現場ではそうしようと打ち合わせたわけではなかったのですが、お互いに自然とそういう空気を作っていました。撮影が終わり「次は楽しいシーンで共演しましょう」と握手しました。
ーインディペンデント映画界、日本映画界の現状についてどう思われていますか?今後の課題などあれば教えてください。
僕はいち俳優部として、自分の演技や人間性を磨くのみです。自分が関わる作品にすべてを注ぎ込む。インディペンデント作品でも、商業作品でも。その作品達が世界に恥じない誇れるものになればいいなと思います。
ー毎熊さんが最も影響を受けた映画人、映画作品を教えてください。
3歳で『E.T』を観て映画を好きになり、5歳で『ターミネーター2』を観て映画を作りたいと思うようになりました。一番回数観た映画です。
ー最近見て面白かった映画を教えてください。
衝撃的に面白かったのは『インターステラー』『セッション』『バードマン』
ー最後に本作をご覧になる皆様に一言お願いします。
「お前ら誰?」ってなるような無名の新人達がそろって表に出てくる瞬間です。
目撃してください。
笑ってください。
冷やかしてください。
泣いてください。
楽しんでください。
この映画を観に来て下さる皆様が、ある意味で、僕たちにとって最初の"お客様"です。
お待ちしております。
◆プロフィール
毎熊克哉(まいぐまかつや) ・カズ役
1987年3月28日生まれ。広島県出身。
東京フィルムセンター映画・俳優専門学校の映画監督科コースを卒業後、俳優活動を始める。主に演出家ヨリコジュンのもとで芝居を学ぶ。舞台「TIC-TAC」で初舞台初主演を経験し、その後も舞台「ANARCHIST」で主演を務める。商業作品に参加する傍ら、自身の仲間と自主製作団体Engawa Films Projectを結成し、多数の短編映画を製作。『VOEL』(11)は、ショートショートフィルムフェスティバルにて上映される。小路紘史監督とは専門学校在学中からの友人で、多くの短編作品を共に製作しており、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011で奨励賞受賞の短編版『ケンとカズ』でもカズ役で出演。
Twitterアカウント
毎熊克哉 @Kmaiguma
『ケンとカズ』公式HP
www.ken-kazu.com/
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=6myTSKfZYxg
登録:
投稿 (Atom)